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CMK骨盤理学療法とは

kotuban2.jpg山田クリニックの山田仁院長により開発考案された、腰痛治療のための変形徒手整復法です。

骨盤や骨格のアライメントの異常(歪み)を、主に手や足で押圧したり、伸展させることによって、下腿部、大腿部、背中の筋肉群を緩める操作から始まり、次いで骨盤全体の筋肉群を緩めてアライメント(立体構造)を正常に戻すことによって痛みを軽減させ、本来のバランスを回復させる治療法です。ゴムバンド運動療法とあわせて行うと、より効果的です。

対象となる主な腰痛疾患は、慢性腰痛症、腰部筋膜症、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、変形性脊椎症、脊椎管狭窄症、骨粗鬆症などが挙げられます。

これらの症状の原因となる骨盤のアライメントの異常(歪み)の中心は、「仙腸関節の機能異常」ですが、さらに、「腰仙関節」や「股関節」も含んだ複雑な関節機能異常が、アライメントの異常を生じさせています。

これら腰痛症発生のメカニズムとして、常時、骨盤を広げようとする力が、上半身の体重によってかけられていることが挙げられます(上図参照)。

これにより、仙腸関節の機能異常がが生じやすくなっているのです。ゴムバンドはこの骨盤を広げようとする力に対抗する効果があります。ですから、腰回し体操は、ゴムバンドを骨盤の正しい位置に巻いてから行うことによって、初めてその効果が期待されます。 詳しくは山田先生の著書をご覧下さい。

●参考図書
「腰痛119番」 双葉社(1,300円)
「疾患別治療大百科シリーズ(腰痛)」 医道の日本社(3,800円)